●ついに来た待望の新型TicWatch!
過去にTicWatch E3を記事にしましたが、次の機種、つまり4がいつ来るか、あるいはWear OSのアップデートはいつなのか、などが全く報じられず、ただやきもきした日々が続いていました。
昨年7月にTicWatch Pro4のベータテストが行われた、というニュースもありましたが、それっきり。
前々の情報では、昨年末には3シリーズにもWear OS3が来ていたはずなのに・・・。
と、一ヶ月ほど前、急にニュースサイトでmovboiから3シリーズのWear OS3は問題が解消された、近いうちにリリースされるだろう、という情報が流れたのですが、まだ何も来ず。
movboiはGoogleも出資してる会社なのに、なんなんだかなぁこれは?と思っていた矢先でした。
「5月25日よりTicWatch Pro5を販売します」
は?
なんだそれええええ!!!
必死に情報を集めまくると、
・デザインはTicWatch Pro3 Ultraに近い
・画面は二重画面を踏襲
・正式にコンパスに対応
・Snapdragon W5+ Gen1を搭載
・Wear OS3
いや、他にもありましたが、これだけでも十分な収穫。
そして価格は49,999円!!!!!
た、たっけええええ!!!!!
TicWatch Pro3 Ultraが35,999円だったので、14,000円の値上がり!!
米国での価格は・・・$349、今は大体$1=¥138.5だからほぼ同じか。
こんなところでも円安の影響が・・・orz
(ちなみに米国ではPro3 Ultraから$50の値上げなので日本よりダメージ低い・・・)
●だが注文せずにはいられないっっっ!
Amazonでも売ってましたが、movboiのオンラインショップから購入。
※記事最後にクーポンコードあります
↓ ちなみにAmazonはこちら
海外サイトでの支払いにはPayPalが使いやすいです。
注文二日後に到着。はやない?
と思ったらFBAでした。
結局Amazonで購入したのと同じ経路で届きました。
早速開封!!
箱が細長いです。
3シリーズまでは正方形に近い箱だったのですが、今回は細長いです。
伸ばした状態で入ってます。質感が非常にいいです。
本体、マニュアル2冊、登録カードが入っています。
バンドはシリコンバンド。本体はアルミニウム筐体にステンレスのリング、裏面は高強度ナイロン、グラスファイバー。
ボタン、リューズもステンレスと思われます。リューズの下に穴がありますが、マイクです。
カバーガラスはコーニング社ゴリラガラスです。
裏面には各種センサーと充電用端子、3シリーズと同じ充電アダプタです。
上側と横にスリットがありますが、おそらくスピーカーだと思われます。
他のスマートウォッチとの比較。
TicWatch E3とは思ったより大きさに差がありません。
WSD-F20は別格と思えるほどデカいw
厚さに関しては、実は3シリーズでもE3がいちばん厚かったんですが、Pro5の方がやっぱり薄いです。
とはいえ0.5mmほどの差でしかありません。
E3よりも大きいのですが、デザイン的に大きく見えないのがポイント。
●スマホとペアリングしていきます
ある程度充電したので、スマホとペアリングしてみます。
電源は右上のボタンを長押し。
本体の電源を入れると、スマホに近づけるよう指示が出ます。
スマホをそばに置くと、movboiアプリのインストールを促されます。
どうもGoogle標準のAndroid標準のWear OSアプリではうまく管理できない模様。
Google出資なのに、なんで?と思っちゃいますが・・・
アカウントの設定や権限付与などを行ったら完了です。
ペアリング終了後、いくつかアプリやウォッチフェイスもインストールしました。
●本体の特徴など
まず画面は今までのE3と比べて確実に大きいため、見やすさ、操作性ともにアップ。
OLED+D-STN液晶の二重画面は前作Pro3からの引き継ぎですが、標準状態で時計を表示しているというのは何かと便利です。腕を動かすとOLEDがバックライト代わりに淡く光るため、暗所でも時間の確認が出来ます。
その状態で画面をタップするか、設定時間(標準では1分)保持するとOLED画面に切り替わります。
二重画面を持たないE3では、常時時間を表示するにはアンビエントモードでうっすらと点灯させておくしかないため、バッテリー持続時間に影響がありましたが、このD-STN液晶だと消費電力が非常に少ないため、ほとんど影響がありません。
これはPROTREK WSD-F20もそうでしたが(もっともあちらは素の消費電力が半端ない)。
重量はE3の32gに対して44.3gとなっています。
腕時計の12gは案外馬鹿に出来ない差なのですが、本体構成がほぼ樹脂で出来ているE3と比較するのが間違い。
E3はカジュアルに気軽にスマートウォッチを使える、というのが売りなので、これで十分。
実際スペックの割にかなり購入しやすい価格となってます。
CPUとなるSnapdragon W5+ Gen1は、従来のW4100と比較して
バッテリー消費1/2
演算速度2倍
グラフィック能力2倍
ダイサイズ7/10
と強烈な進化を遂げています。
実際このPro5を使ってみると、WSD-F20と比較して速いと思っていたE3(W4100+搭載)が遅い、と思ってしまうほど。
お、速いね、じゃなく、速っ!と口から出てしまうくらい違います。
それは例えばメニューの切り替えなどだけではなく、アプリを起動したり、Googleマップを使ったりという実際の動作において感じられます。
また、今回から正式にコンパスが実装されました。
実は前モデルであるPro3 Ultraでもひっそりと搭載されていたらしいのですが、公式にはオミットされていたとか。
WSD-F20からTicWatch E3に移行して一番残念だったのがこれ。スマホ連動のGoogleマップでちらっと確認する、というのを割と使っていたので、コンパスがないためヘッドアップ表示がされない、というのは結構辛くて、結局スマホをいちいち取り出したり、タンクバッグに入れたりしてました。
そして今回初めて搭載されたのがリューズ。公式では「クラウン回転ボタン」と書いてありますが、リューズの方が馴染みがあります。
回して画面上でのスクロール操作だけでなく押し込みでボタンの役割もあり、小さな画面を指で隠さなくていいので使いやすい。
バイクに乗る際にリューズ押しちゃわないかな、というところは気になりますが。
腕に装着した感じとしては、思ったりより小さく感じます。
E3より大きいのですが、角張ってない分スリムに感じるのかも。
バンドは24mmのものであれば交換できるようです。
一応、ノーマルな時計とも比較してみました。
PROTREK(RPG-60J)との比較ではそう大きさが変わりませんが、OCEANUS(と言っても1000番台なので小さめ)と比較するとやはり大きいですね。
●スマートウォッチの購入を考えているなら一考の余地あり
最近は結構スマートウォッチを装着している人も増えています。
職場や町中でも結構見かけます。
やはり多いのはApple Watch、確かにiPhoneであればApple Watch一択で間違いはありませんが、やはりスマホがAndroidであればWear OS搭載機の方が使いやすいですし親和性も高いです。
一口にAndroid向けと言っても、Galaxy WatchやHUAWEI GT、そしてGoogle Pixel Watchなど選択肢が多く、どれを選んでいいやら、というのがあると思います。
Garminのようにある意味特定の向き、趣味に特化した用途ではなく、ごく一般的な用途としてスマートウォッチを選びたい、と思った際は、このTicWatch Pro5は有力な候補となり得る実力があると思います。
もちろん「でかい」「かわいくない」などの好みもあるでしょうけど、前モデルと同じ様にカジュアルラインのE5なども発売するのでは、と思っています。
何よりこれだけのスペックがありながら、5万円を切る(1円ですけど)価格。
まだ発売されたばかりなのでこなれていませんが、これから安くなっていくと思います。今からWear OSを考えているなら、候補に入れても良いかと。
もし「ちょっと買ってみようか」と考えている方、下に「5%オフ」のクーポンコードを貼り付けておきます。
Amazonでは使えませんが、movboiから直接注文する際に利用できます。movboiで購入しても結果としてAmazonから届くため、送料はかかりません。
ゲストではなくmovboiに登録して購入すると自動的に2%オフも適用されるため、クーポンとの合計で「7%オフ」で購入できますので、是非ご利用ください。
(なお、movboiの他製品にもコードが利用できます)
クーポンコード → GEXFVV
●movboi TicWatch Pro5 スペックシート
寸法 | 50.1(H)×48.0(L)×12.2(D) |
重量 | 44.3g |
ケース | ステンレス、7000シリーズアルミニウム、高強度ナイロン、グラスファイバー |
カバーガラス | コーニング社指紋防止ゴリラガラス |
バンド | シリコンバンド(24mm) |
OS | Wear OS by Google |
チップセット | Snapdragon W5+Gen1ウェアラブルプラットフォーム |
メモリ | RAM:2GB/ROM:32GB |
ディスプレイ | 1.43" 466×466 326ppi フルカラー常時オンディスプレイOLED+D-STN |
外部接続 | Bluetooth5.2、Wi-Fi 2.4GHz |
GNSS | GPS+北斗+グロナス+ガリレオ+QZSS |
NFC | 有(Google Wallet,13.56MHz) |
スピーカー | 有 |
マイク | 有 |
バイブレーター | 有 |
センサー | 加速度センサー、ジャイロセンサー、HD PPG心拍センサー、SpO2センサー 皮膚温度センサー、低遅延オフボディセンサー、気圧計、コンパス |
バッテリー容量 | 628mAh |
耐久性 | 5ATM・オープンウォータースイム/MIL-STD=810H |