arrows We(au FCG01)を購入したよ

●イイゾ、これ!

私はメイン回線でau回線を使っています。

ま、惰性で使い続けてるというのがあるんですけどね。

遙か昔、まだ4Gもない頃は、田舎や山間部にやたら強かったんです。

以前聞いた話ですけど、KDDIの前身、KDDが京セラグループで、その京セラの稲森さんが鹿児島出身、そのため都会でなくてもどこでも携帯が使えるようにしたい、という熱意があった、とかなんとか・・・まぁ事実かどうかはわかりませんが、地方民としてはとてもありがたかったのです。

それもまぁ過去の話で4Gがメインとなった頃からは・・・。

 

それはさておき、いまでも使っているのは事実。

で、今回は機種変でこちらをGet!

au版 arrows We ホワイトです

Xperia 1Ⅲ持ってるやん」

そう、以前の記事で

「残価設定ローンみたいでイヤ」と書いたわけですが、これにはさらに罠があったんですよ。それがこちら

いくらなんでもこれは・・・

パッと見、今どのメーカーでもやってる2年後に返せばOKのプランに見えますが、注目すべきは右上のオレンジ部、赤字の途中部分です。

「新しい機種への買い替えが必要」

そう、返却するだけではダメで、機種変しないといけないんですね。

このプランを組んだ時点で、次の機種を買うか、丸々支払うかいずれかが確定。

現在は「スマホトクするプログラム」というものに変更され、2年後に返却するだけで良くなってますけど、これは回線の2年縛り以上にキツいですわ。

とはいえ、また残価設定ローンを組んだりするのもイヤですし面倒ですし、何より首に縄付けられた状態になるのが勘弁してください、なので、んじゃ一括支払いで安い奴に機種変してしまえばスッキリするな、と。

 

●結構色々ありました

さて、方針も決まりましたのであとはどれにするか。

安いのから見てみると、OPPO A54が一番安く(22,000円)、次にGalaxy A32、AQUOS wishそしてarrows Weが同じ値段(26,180円)で並ぶ。

スペックも大体同じ様なところですが、富士通スマホって今まで使ったことないな、ハンドソープで洗えるとは、など気になったのでこちらに決定。

残価設定ローンの期限も迫っていたので、仕事帰りにちょっと足を伸ばして霧島市にあるauショップに行きました。到着したのは18時6分。

ところが「機種変は18時までで終了です」「予約してきてください、ただし予約できるのは16時までです」と、けんもほろろに追い返されました。しかもむっちゃ威圧的に・・・orz

とほほほ・・・最近お役所でもこんなに冷たくあしらわれたことないのに・・・と気落ちしてましたが、そういや地元のイオンにもショップあったな、イオン内だからもしかしたら今からでも・・・とダメ元で行ってみたのですが、対応いただいた若い店員さん「もうすぐシステムが落ちてしまうので、その前に手続きだけササッとやりましょう!」あなたが天使か?

 

そうして入手したのがこいつです!

実にシンプル

だがそれがいい

SoCはローエンドながら最新のSnapdragon480 5G、RAM4GB、ROM64GB。

画面は5.7インチのTFT液晶、解像度は1,520×720のHD+と最近としては粗め。

OSはAndroid11となっています。

 

ボディはプラスチック製、パール塗装が施されていて思っていたより上品な感じがあります。ただ、大きさ、見た目に反して案外重いですね。

背面のカメラは通常撮影用とマクロ用の2眼、Felicaがカメラの横にあり、中央上の○が指紋センサーです。そのすぐ下に「arrows」のロゴがあります。auのロゴはなし。

ちなみにドコモ版は指紋センサー下に「docomo」のロゴが入り、「arrows」のロゴが本体下に追いやられています。ドコモ限定の赤色はいいな、と思いましたが、docomoの自己主張はちょっといらないかな・・・w

カメラの画素数はメインが約1,310万画素、マクロ用が約190万画素、インカメラが約500万画素となっていて、特筆するほどのものではないです。ちょっとピンが甘いところがあります。

 

インカメラはティアドロップタイプのパンチホール

今までパンチホールタイプのスマホを使ったことがありませんでしたが、やっぱ邪魔といえば邪魔ですね。たまに目が行って邪魔だな、と感じることはあります。

この写真では既にガラスフィルムが貼ってあります。

右上の切り欠き部に光度センサーがあります。

 

ここからは、厚さ以外はほぼ同じ位のサイズのXperia XZ1と比較しながら見ていきましょう。

上部、Xperia XZ1と重ねてみました

本体上部に3.5mmイヤホンジャックとセカンドマイクがあります。イヤホンは4極のマイク・リモコン付きのものが使用できます。

なおこのarrows We、実はハイレゾにも対応してます。

なので、ハイレゾ対応のイヤホンで音楽を聴くことも可能!

ただしアンプ類に拘ってるとか、そういうのは書かれていませんので、あくまで対応しているだけかもしれませんが、それでも価格からすると立派です。

 

底面、Xperia XZ1は画面側にスピーカーを備えます

底面にUSB Type-C、モノラルスピーカー、メインマイクを備えます。スピーカーからの音はまさにモノラルラジオ、という感じですね。必要最小限の音質。

出先で音楽を聴きたい場合は、やはり外部スピーカーが欲しくなります。

なおXperia XZ1は正面液晶画面の上下にスピーカーがあるため、底面はスッキリしてます。

 

左側面にSIMスロット

左側上部にSIMスロットを備えます。こうやって見ると、結構厚みが違いますね。

 

右側面に電源ボタンとボリューム

 

大体側面の真ん中あたりに電源ボタン、その下にボリュームボタン。シャッターボタンは残念ながら備えませんが、まぁコスト的にね。カメラに拘った機種でもないですし。

 

投影面積はほぼ一緒ながら、液晶サイズはarrows Weの方が大きいところは世代を感じるところです。なお厚みはXperia XZ1がアルミ筐体なのに対しプラスチック製なので、そりゃ仕方なかろう、というところ。

しかし・・・現在発売中のスマホではコンパクト機となるarrows Weが、数世代前のフラッグシップと同じ大きさというのもなんだかなぁ、とは思ってしまいます。

 

●ほったらかしにするのも勿体ないのでMVNOを活用

かえトクプログラムの弊害により入手したスマホではありますが、そのままタンスの肥やしにするのも勿体ないので、MVNOのSIMを突っ込むことにしました。

auの端末なので、その性能を十分に活かすにはau回線のMVNOがベストなんでしょうけど、それじゃ面白くないのと、冒頭に書いたように最近のau回線は田舎・山間部にあまり強くない、というのもあってドコモ系のSIMにしようと考えました。

 

ただし、そこで関係してくるのが本体の対応バンドです。

結構きついな、これ

上記表が各キャリアから発売されているarrows Weの対応バンド。

5Gはともかくとして、4Gで対応するバンドが気になります。

特にドコモ回線の「バンド19」これが周波数も低く、電波の届きにくいところで威力を発揮する所謂プラチナバンドになるのですが、いかんせんau版(ソフトバンク版も)はこれに対応してない。

最近SIMロック解除は当然となってますが、キャリアごとの対応バンドに差がある、というのが問題とされています。そこはキャリアとメーカーの昔からの協力関係というのもあるのでしょうけど、全キャリアから発売されている機種はバンドをいちいちキャリアごとに変更しない方がコストも下がると思うのですが、どうなんでしょうね?

と、このバンド19が気になるところではありますが、今回はOCNモバイルONEのSIMにしてみました。プランは最も安い500MB/550円(税込み)、無料通話が10分相当付いています。

データはau回線のXperia1Ⅲからテザリングすればいいですし、無料通話もある。

万一どうしても山間部でドコモ回線を使いたい、という場合でも、arrows Weから引っこ抜いてXperia1ⅢのデュアルSIMとして活用出来ますし。

 

申し込みから2日で到着

マルチカットSIMとなっています

SIMトレーは器具なしで引き出せます

左側面のSIMスロットを引き出します。特にピンなどの器具もいらず、爪で引っかけて引き出すタイプです。

なんか変なタグが・・・

ついでにSIMスロット部分から変なタグみたいなのが出てきました。

バーコードも印刷されていたのですが、個体番号かもしれないため、上記写真では消してあります。

SIMトレーはシングル用、SDカードも突っ込みます

本体の容量が64GBと少なめなので、余っていたmicroSDも一緒に突っ込みました。

トレーはもちろんシングルSIM用、ソフトバンク版はeSIMにも対応とか。

 

●ケースを付けてサブ機完了です

最後にケースとストラップを付けてサブ機として完了です。

サブ用としてカバンに

Snapdragon480は意外にサクサクと動作し、ローエンドとは思えません。

少なくとも1世代前の460で感じたもっさり感がありません。むしろミッドレンジの690と同等と感じるほど。

さすがにメインメモリが4GBというのがあって、ヌルサク、とまでは行きませんが、通常の使い方で不満が出ない程度に動きます。

ただし最新のゲームをガンガンプレイしたい、という向きではありません。その用途としては明らかに役不足。ですがグラフィック性能のあまり必要としないゲームなら大丈夫かな。

3G停波というのもあって、入門用として用意されたと行っても過言ではないこの機種ですが、案外おいしい穴場機なのかもしれません。