●最新のスマートウォッチ(おおむね)
以前、CASIOのPROTREK Smart WSD-F20のホルダー自作記事を書いていますが、実はスマホをXperia1Ⅲに変えた際、ペアリングがうまく行かず、使えなくなりました。
Xperia1Ⅲとペアリング出来ない→元のXperia1Ⅱでもダメという、なんだか訳のわからない状況になってしまい、かといってスマートウォッチは使いたいし。
と、そんな時にAmazonでスマートウォッチが安くなっていました。
そう、買ったのはだいぶ前なんですが、更新サボってたんです。
すいません。
で、その際に買ったのが「Mobvoi TicWatch E3」。
個人的にやっぱWear OSの物がいいなぁと思っていまして、その中でも他に比べて安価でありながら、心臓部には最新の「Snapdragon Wear 4100+」を搭載したこれが気になりました。
2022年後半に出るのではないかと言われているWear OS3.0へのアップデートが、正式にGoogleから発表されているうちの1台にもなっています。なんせ「Mobvoi」にはGoogleも出資してますしね。それで対象にならない訳がない。
TicWatchの中でも、E3は安価なエントリーモデルという位置付けのようで、極めてシンプルな構成となっています。上位機種だとPROTREKと同じように反射型液晶とバックライト液晶の両方を備えており、画面の点灯なく時間が確認出来ますが、E3はそういった機能は省かれており、その代わりにかなり安価となっています。
ただし安価とはいえ、実際のスペックはほとんど変わらず。心臓部はいずれのモデルもそのまま同じ物となってます。このあたり妥協がありませんね。
それでは見ていきたいと思います。
スポンジと紙の台紙に通すかたちで梱包されています。
ごくごくシンプルな中身です。まぁ時計ですし、こんなものでしょう。
液晶面はガラス、ボディはポリカーボネート+ガラス繊維となっていますが、プラスチック感が強いです。正直タフ感はありません。
裏面に付いたセンサー、上にある4つのドットは接触型のUSBのようです。
センサーは脈拍や酸素濃度、血圧を測れるようです。
充電ケーブルはマグネットでしっかり張り付きます。ただし4つのドットのうち、両方2つ分しか端子がありません。真ん中の2つはエンジニア用なんですかねぇ?
充電ケーブルとバンドの向きが揃っているので、充電時もスッキリしています。
生体センサーの関係で、バンドはシリコン製の弾性のあるものになってます。しっかりと腕に密着させるためのバンドです。
ただこのバンド、しっかりとセンサーがエラーとならないように締め付けると、アルミ製のバックル部分が結構腕に食い込みます。痛くはないのですが、長時間その状態だと痒くなるというか・・・。
リストバンド型のピンで留めるタイプの方が、生体センサー付きの時計は良さそうな気がします。
●大きさの比較
他の時計と大きさを比較してみましょう。
まずは長年愛用している「OCEANUS OCW-T1000」との比較です。
OCEANUSシリーズではわりとコンパクトなOCW-T1000ですが、それよりはやはり大きいサイズです。やはり通常の時計と比較すると、改めて大きさを感じます。
厚みについてはさすがにこれは、という感があります。
実は今発売されているTicWatchの中では一番コンパクトながら、厚みは一番ある、というわけのわからない仕様となっています。といってもコンマ数ミリの違いなのですが、コンパクト故に厚さがより目立つという状態です。
それではお待ちかね、PROTREKとの比較です。
ほら、めっちゃコンパクトでしょ、TicWatch E3。
というか、WSD-F20がでかすぎるのよ・・・
WSD-F20に比べりゃ、かわいいもんです。小さい小さい。
全然コンパクトですよw
●スペック的にはどんなもの?
ここしばらくはスマートウォッチの新型は出ても中身はほぼ変わりません。
Snapdragon Wear 4100+は今も最新のSOCとなっています。
これに組み合わされるメモリはRAM: 1GB / ROM: 8GBと、他社も含めた上位機種に遜色のない量が確保されています。
実際、中身的には相当古いWSD-F20と比較すると、その速度は雲泥の差。
動作はかなりキビキビとしています。
バッテリー容量は380mAh、生体センサーやGPSをオンにした状態で、1日以上持ちますので、安心して使えます。
液晶は1.3インチ360×360ピクセルのもの、サイズ的には十分、太陽下ではあともう少し明るければ、という感じもありますが、見やすい液晶となっています。
ただし!TicWatchシリーズは、なぜかコンパスが付いてません。
GPSで測位は可能ですが、どっち向いてるのかわからない。
これは上位機種のPro3も同様です。
なのでトレッキング用に使う、という場合には別途コンパスは必須です。
今後のモデルでは電子コンパスの実装が望まれます。
WSD-F20と異なり、本体にスピーカー内蔵、いや、他のメーカーのモデルも付いてると思います。WSD-F20に付いてなかっただけで。
なので、単体でアラーム鳴らせるというのがちょっと感動w
●Google Fitとの連携もOKだが、オリジナルアプリもあり
生体センサーやGPSを利用して、運動量などを計測することができます。もちろん標準のGoogle Fitと連携もできますが、さらにMovboiオリジナルのアプリがあります。
こちらでは運動量だけでなく、睡眠状況まで確認が可能。睡眠時間や睡眠中の脈拍、酸素濃度等がグラフになって表示されます。
これはなかなかいいですね。
毎日の状況が記録されていきますので、運動不足解消に(してない
●かなり価格もこなれてきています
正直なところ、Wear OS系のスマートウォッチはApple Watchに完敗だと思います。
iPhoneを使っている人はもちろん、AndroidユーザーでもApple Watchを選んだ方が幸せになれる可能性は大です。
2022年には大幅に進化すると言われているWear OS3.0が出る予定。
どこまで巻き返せるのか期待が高まるところではあるのですが・・・。
実際のところ、Wear OSのリリースがまだまだ先ということもあり、このTicwatch E3もかなり値下がりしています(3月10日時点で16,505円)。
サイズ、スペック的に非常に良くまとまっていて、コンパスがない以外ではまず買って間違いはないかな、と思います。
●おまけ 画面保護シールも買いました
WSD-F20ほどのタフネスさはないと思われますので、一応画面保護シール買いました。
当面Wear OSは様子見したいけど、でもスマートウォッチ欲しい、という方は是非。
何よりお安い。お試しで使ってみるにもヨシ!な一品だと思います。
●さーてお次は?
次回は久しぶりにバイクネタ、DOPPELGANGERのバイクシェルターについて。
しばしお待ちを・・・