●なぜHP(ヒューレットパッカード)のマウスを選んじゃったのか
ノートPC用のマウスを買ってみました。
長らくLogicoolの名機、M555bを使用していたのですが、最近なんか電池の消耗が激しい?のと、PCとの接続がいきなり切断されてしまう現象が起こるようになりました。
切断されると言ってもPCではしっかり接続中なのですが、マウスの方が反応しない。
さすがに長く使いすぎた?
とはいえ、これを超えるコンパクトマウスの名機はなかなかありません。
このM555bは
1 ちょうどいい大きさと重さ、鞄に入れても邪魔にならない
2 スイッチやホイールがしっかりしていて手応えがある
3 Bluetooth接続でレシーバー要らず
4 質感が良い
5 しかもチルトホイール装備
中でも2は重要で、意図しない誤クリックを防ぐ意味でもしっかりとしたスイッチが欲しい。
唯一の難点は、最近のマウスでは標準的なボタンとなっている「進む」「戻る」がない点でしょうか。
しかし、今のLogicoolのコンパクトマウスには、このM555bを超えるどころか並ぶ機種すらなし。
というか、他社製の同じくらいのサイズでチルトホイールまで備えるのはエレコムのM-BL22DBくらいしかありません。
こちら、仕事用で使っているのですが、なかなかいい。ただし、携帯用と考えると、若干高さがもっこりとしています。
←結構使いやすいうえにリーズナブルです
そこでAmazonにてつらつらとマウスを物色していたところ、見つけたのがHPのマウス、1D0K2AA-AAAA。
なんだかAだらけで本当にまっとうな型番なのか疑問でしたが、メーカーの内部型番でした。
製品名としての型番は、「HP635 Multi-Device wireless Mouse」となっています。
HPのサイトを見ると、全く同じ形で「HP710 Multi-Device wireless Mouse」という充電式のものが掲載されており現行型で、HP635は型落ちの様です。
ただ、見た感じどうやらバッテリー周り以外は差がないので、実質新型!
決め手はM555bとほぼ同じくらいの大きさで、チルトホイールと戻る・進むボタンを備えていること。
価格もリーズナブル、型落ちだから下がってるのかな?
というわけで、ノートPCはASUSですが、マウスはHPになりました。
←今回の主役はこちらです
●開けていきましょう!
早速届きましたので開封してみます。
お手頃価格なのですが、しっかりした箱に入ってきました。
入っているのは、マウス本体、単四電池、保証書、説明書、カスタムフィットケース(袋)。
試しにカスタムフィットケースなる袋にいれてみましたが・・・
いらないかもしれませんw
本体はマット仕上げとなっています。
一見地味ですが、よく見ても地味。
ある意味自己主張がなくて事務用品としては優れています。
早速電池を入れてみます。蓋の部分がマグネットとツメで固定されています。
おしり?の方から引き上げると簡単に開きます。
電池は単四電池を二本使用しますが、一本でも稼働します。
バッテリーライフは最低12ヶ月、かなり長持ちします。これなら充電式でなくてもいいような気がします。
万一急に電池が切れても一般的な単四電池なので、すぐに入れ替えて使える、というのはメリットです。
レシーバーはこの位置に入っています。PCから外した際の紛失を防止出来ます。
チルトホイールを装備。ホイールのそばのボタンを押し込むと、ホイールのクリックが外れてフリー回転になります。
LogicoolのG502なんかと同じですね。
なお、M555bはホイール自体を押し込むとフリー回転になります。
底面のソールはぐるっと周りを囲む形状です。
ピンポイント方式より摩擦は増えそうな気がしますが、細さで勝負?
先端側にあるのが電源スイッチ、真ん中にセンサー、その下に接続先表示があります。
接続先を3つ(レシーバーで1つ、Bluetoothで2つ)登録でき、底面のボタンで切り替えて使えます。
接続先表示の下のボタンで接続先の切り替えとBluetoothのペアリングを行います。
ちなみにセンサーはPixArt PAW3805EK-CJV1(IR-LED)を使用しており、ガラスの上でもトラッキング出来る、ということです。
M555bと比較、高さは同じくらい。
長さはおしりがとんがってる分、HP635の方が長めです。
サイズ的にはほぼ同じと言っていいでしょう。
重さは単四電池二本にしては重いかも。
なお、マウス用のソフトとして、ヒューレットパッカードから「HP Accessory Center」というソフトが提供されています。このソフトでボタンの割り当てやDPIの変更(800~3000まで無段変更可能)などが可能になります。アプリケーションごとでの変更も可能なので、例えばExcelの時だけ進む・戻るをシート前・後ろにしたり、DPIを下げたりすることも可能。
なかなか細やかな設定が出来る様になっています。
ソフトはMicrosoft Storeからダウンロードとなっています。
●このマウス、当たりか?
コンパクトながらチルトホイールまで備えており、レシーバー接続、Bluetoothの両方に対応。
メーカーソフトにより、LogicoolのSetPointなどよりも細かな設定ができる。
価格、サイズ、機能いずれにおいても満点に近い!
デザインは好みがありますが、個人的には落ち着いていて良いと思います。
が・・・・・
うーん、個人的には外れ、です。
ボタンがですね、静音なんですよ。
蓋を開けた写真でも判るとおり、タクトスイッチです。
マイクロスイッチに比べて確かに音は出ませんが、コツという感覚で押下げ圧も明らかに軽い。
ストロークが短い事も相まって、操作中につい押してしまいます。
ここさえしっかりとしたスイッチなら、M555b後継としてマストとなったんですが・・・。
愚痴:そもそも昔のマウスがタクトスイッチでクリック感が安っぽかった頃、マイクロソフトのインテリマウスがマイクロスイッチ採用で、押した際もタッチも高級感があったので大人気となり、こぞってみんな買ってたせいか、どのメーカーもマイクロスイッチを採用するようになっていたのに、いつの間にか「静音」というごまかしで高いマイクロスイッチから安いタクトスイッチにコストダウンされて喜んでる、と個人的には思ってる。
まぁ途中で接続が切れるよりはずっといいので、しばらく使って慣れるか、改造するか、ですね。