●やりやがった・・・
前回「インナーイヤーも・・・」と言いましたが、買いました。
まー、いつもの流れですよね。
マイナーブログなので、提供なんて受けるわけもなく、買いました。
もっとも今更インナーイヤーなんてのを取り上げるのも珍しいですし、新製品が出てるわけでもありません。
というわけで、今回購入したのはこちら、
おそらく長期在庫だったんでしょう。
既にシュリンクパッケージは外してありますが、そらもう傷だらけ。
シュリンクパッケージどころか箱自体にもややキズや潰れがあります。
ハイレゾなどは無縁、スペックとしてはベーシックなものです。
インピーダンスが32Ωというのは、iPodなどの純正と同じ、名前から言っても同じ様なボリューム設定で使える、という感じでしょうか。
●開けていきましょう
それでは開封していきます。
内箱を開けるとそこに浅田飴。
なんか色的にもそんな感じです。
外箱は傷んでましたが、この中に入っているから安心。
ちなみに以前購入したPiston Classicも缶に入ってました。
缶を開けるとイヤホンがシリコン製の内装に巻き付けて収まっています。
付属品はスポンジイヤーパッド×1、シリコンイヤーピース×2(いずれもペア)、取説、保証書、ステッカー、ポーチ、コードフック。
この小さな箱に、イヤーパッドやポーチが入っています。
コードフックは箱に刺さっており、自己主張してました。
缶から本体を取り出す・・・取り・・・出てこねえ!!!
思いの外ぴったり収まってまして、なかなか取り出せませんでした。
ツメ引っかけるところとか、タブとか付けてくれればいいのに。
コードはくるくると丸めて収まっています。
白いものが左右にチラッと覗いてますが、乾燥剤です。
パンチングメッシュを使っているのは珍しい。強度はこちらの方が出ますが、コスト的には普通のメッシュの方が安そうなんですが。
背面のバスレフポートはメッシュです。
1MORE Pistonシリーズは背面の音圧を抜くためメッシュになっています(Piston Classicもそう)ので、結構音漏れするタイプです。
かたちがもうそのまんまPistonシリーズという感じです。
耳に当たる部分もストレートなため、案外ポロッと落ちやすいという欠点が。
ケーブルはオーソドックスなY型。イヤホンジャックから分岐のところまでは布被服なのですが、分岐から先は普通に樹脂コード、やや固めのゴム、という感じです。
長期間巻かれてケースに入っていたせいか、全く巻き癖が取れません。
しばらくは吊しておくことにします。
イヤホンの左右は根元に小さくLRが書かれていますが、目がショボショボになったおっさんには見にくい・・・。
ただ、リモコン/マイクが右のコードに付いていますのでそれさえ覚えておけばOK。
まぁここまで見た感じでは、格安ヘッドホンとは思えない作りではあります。
●で、音はどうなの?
さて、価格的にはローエンドとなるこのイヤホンですが、音はどうでしょう。
早速箱出しで、素のままで聴いてみます。
うーん・・・なんか帯域が狭い・・いや狭くない、広い!
広いんだけど、なんか物足りない。
カナルじゃないので、低音が弱いのは当然として、何か足りない・・・。
平坦なんだ、このイヤホン。
ドンシャリでも真ん中凸でもない、平坦だ。
上も出てる、下も一応出てる、でも特に何かをどこかを強調しているわけではない、かといってモニターでもない。
解像度は高い。高音もクリアで、ハイハットの閉じ具合やシンバルの振動も判る。
ベースラインもしっかりと判る。ボーカルの息継ぎも判る。
でも何か物足りない・・・。
次に付属のシリコンイヤーピースを装着してみます。
うおっ!
いきなり迫力が!
耳への密着度が上がったからでしょう、何も付けていない状態とは異なり、いきなり全体的に密度が上がりました。ドンシャリではありません。
ただ・・・やはりそれでも全体的に薄い感があります。
最後にスポンジイヤーパッドを試してみます。
ドンだこれ。シャリがない。
ライブハウスのドア一枚手前にいるみたい、そんな感じの音。
上の抜け、いや、上と言うかボーカル帯域のちょっと上が抜けてこない。
なんだこのイヤホン。
イヤーピースだけでこんなに変わるのは滅多にないぞ。
安っぽい音ではないのは確かです。
ですが性格がいまいち掴みきれない。
これはしばらくエージングして、改めて検証してみたいですね。
わからぬ・・・・・・