ミニPC「ACEMAGIC S1 N97」を試す!(開封レビュー)

●想像以上のパッケージング

前回チラっと出ましたミニPC。

ACEMAGIC S1、CPUのラインナップとして、N95、N100のものが出ていましたが、これにN97のモデルが加わりました。

Alder Lake NシリーズのCPUラインナップですが

 

  最大周波数 TDP GPU GPUユニット
N200 3.7GHz 6W 750MHz 32EU
N100 3.4GHz 6W 750MHz 24EU
N97 3.6GHz 12W 1.2GHz 24EU
N95 3.4GHz 15W 1.2GHz 16EU
N50 3.4GHz 6W 750MHz 16EU

 

※N50のみ2コア2スレッドとなってます

 

と5つあり、スペック的にはN97が一番バランス良さそうなイメージ。

(おそらくほとんど僅差だと思われますが・・・)

 

というわけで、今回購入したのがこちら

ACEMAGIC S1 N97

Amazonでの販売は、N95モデルは単体、N97とN100は「サイズ」のところで切り替えて選択するようになっているようです。

いずれもよくタイムセールやクーポンで割引が入っていることが多いです。

ただ、ミニPCは最近注目されているためか、全体的にやや値上がり傾向にあるようです。

前回紹介したミニPCの数々のうち、特にこのACEMAGIC S1 N97が優れている、というわけではありませんが(むしろ拡張性なら他機種の方がいいかも)、選択した決め手は、やはり本体前面の小型LCDでしょうか。

サーバーとして活用しようと思っていますので、メインのディスプレイを消灯したままで本体の状況がモニタ出来るのは良さそうだな、と。

 

●それでは開封

それでは開封していきます。

シュリンクで梱包された箱は結構しっかりしていて豪華。

表面と裏面、かなりしっかりした箱です

裏面ラベル、技適マーク、PSEマークがあります

箱は上下に開くタイプ、帯の部分の裏にスペック種別のチェックシートや各種認定マークが記載されています。しっかりと技適PSEを取得しているようです。

 

中蓋、本のように左に開きます

本体と付属品の入った箱

ちなみに緩衝材は起毛タイプで高級感があります

中蓋を開くと本体と付属品の入った黒い箱が収まっています。本体の下にスタンドが入っています。緩衝材は起毛タイプとなっていて、ちょっぴり高級感あり。

 

箱の中身を並べてみます

箱の中には、本体、スタンド、ACアダプタ、HDMIケーブル、取説が入っています。

 

Zenfone9と並べてみました

立ててみるとこんな感じ

コンパクトスマホであるZenfone9と比較してみました。高さは5.9インチ画面のスマホよりも低いです。厚さは単三電池3本分くらいでしょうか。

(公称サイズ 高さ123mm×奥行123mm×厚さ40mm)

こうやって見ると実にコンパクトなのが分かります。

 

付属のスタンド

マグネットで装着できます

本体は縦置きと横置きに対応しています。縦置き時は付属のスタンドを使用します。このスタンドが優れもので、マグネットでパチッと張り付きます。

 

背面インターフェース

背面のインターフェース部分です。

左から、ACアダプタ、HDMI×2、RJ45×2、イヤホンジャック、セキュリティキーとなっています。

 

片面にUSBが集中しています

上面にUSB2.0×2、USB3.0×2を実装。スリットは排熱スリット、電源ボタンがあります。横置きしたときはこちらが左側になります。

 

縦置き時左側、横置き時は底になります

こちらは縦置き時に左側、横置き時に底になる側ですが、しっかりとゴム足が付いています。また、こちらのパネルはマグネットでくっついており、工具なしで外すことが出来ます。

パネルをはずしたところ

パネルを外すとDDR4メモリとSSDがあります。SSD用のスロットが1つ空いており、増設も可能となっています(ただしS-ATA)。

Alder Lake Nシリーズの規格上は、最大メモリは16GBとなっていますが、32GBも認識するとのこと。ただしシングルチャネルとなります。

しかし・・・メモリもSSDもよく分からないメーカー製ですねw

このあたり、結構ロットによって変わっているようで、製造時に入手しやすい物を使用しているんでしょうね。

 

ACアダプタにもしっかりPSEマークあり

ACアダプタの出力は12.0V、4.0A、48W。案外大きいですが、CPUの消費電力等考えると比較的余裕のある電源ではないかと思います。

 

●ひとまず電源投入

外観の確認が終わりましたので、ディスプレイに接続して電源を投入してみます。

適当なキーボードとマウスを接続して電源投入。

LCDにはACEMAGICのロゴが表示されました

電源を投入すると、LCD画面にはメーカーロゴが表示され、画面下にLEDが点灯。

ちょっぴりゲーミングPC感があります。

 

画面には通常のWindowsのようこそ画面が表示されました

ミニPCの場合、既にセットアップ済みでChromeがインストールされているなど怪しいものもありますが、こいつは起動するとおなじみの「ようこそ」画面からOSのセットアップが始まります。ちょっと安心。

 

windows11はOEM版でした

また、Windows11のライセンスもVL版ボリュームライセンス)ではなく、しっかりとOEM版となっていました。

※だた、販売されている時期やロットによってはVL版の事もあるようで、その場合はサポートに連絡すると対応してもらえるようです。

 

LCDモニタソフトを起動

LCD画面用の管理ソフトを起動すると、PCの情報を表示することが出来ます。こちらはデフォルトの画面ですが、プリセットで4種類用意されています。

また背景を変えたり、表示するモニタ内容を変更することも可能。

横置きにも対応できるよう、縦横表示の切り替えもできます。

LCD下のLEDについても光り方や輝度、オンオフ等の制御が可能。

このあたりは改めて記事にしたいと思います。

 

電源をオフにすると時計になります

電源を切ると時間が表示されます。出来ればカレンダーも表示して欲しかったな。

 

このあとサーバー構築に進みますが、それについては改めて次回。

ちょっと色々と苦労しました・・・・。