ミニPC「ACEMAGIC S1 N97」を試す(ベンチマーク)

●前面LCDが他のミニPCとの最大の違い

前回の開封から時間が経ってしまいました。

仕事が人事異動等もあってクソ忙しくて、帰宅後すぐダウンしちゃってました…。

久しぶりに日曜日普通に休めたので、実際に使ったレビューに入りたいと思います。

 

さて、このACEMAGIC S1シリーズの最大の特徴は、本体前面のLCDです。

小さいにもかかわらず解像度も結構細かくて、本体モニター用だけに使用するのはもったいないですが、専用アプリでしか活用出来ないのが惜しい。

デスクトップにLCDとLEDのコントロール用ソフトがあります

「CYXTFTTool」がLCDの表示をコントロールするツール。

「LedControl」がLCD下にあるLEDのコントロール用ツール。

この2つ、特に上の「CYXTFTTool」がこのミニPCの特徴たる部分になります。

 

まず「CYXTFTTool」ですが、縦置き、横置きに両対応しています。

これが縦置き時(デフォルト)の状態です。4つのパターンからえらべるようになっています。

縦置き表示の状態

次に横置きですが

デザインはそのまま、横置き配置用にアレンジされてます。

横置きはこんな感じ

まぁ画像を横に倒しただけですが、イメージは掴めるかとw

 

この「CYXTFTTool」ですが、背景等カスタマイズも可能。

自分で背景になる画像を用意することもできます

プリセットで用意されている画像だけでなく、好きな画像を背景にすることも可能。表示するシステム情報も選択できます。

 

ただこのLCDは、あくまでこのソフトによってしかコントロールできません。動画やアニメGIF等は使えないのが残念。

とはいえ特徴だけあって面白いと思います。

逆にこのLCDが不要なら、他のミニPCの方が安かったり拡張性があったりしますので、どこに魅力を感じるか、というところでしょうか。

 

次に「LedControl」ですが

まぁ・・・そんなもん

まぁ光り方をコントロールできる、と。

そんだけですかねw

 

●一応ベンチマークを取ってみました

さて、このミニPCですが、元々はパルワールドのサーバーを立てるために購入したのですが、実際使ってみると、案外このスペックでも普段使いには足りるんじゃ?と感じましたので、ベンチマークを取ってみました。

 

まずこのPCの用途として向いているであろうブラウジングワープロ表計算などのベンチマークである「PCMARK10」です。

レンダリング以外は十分かな

レンダリング部分でスコアを落としてますが、それ以外の部分は十分。

動画を流しながらワードやエクセルの作業をしても問題なく使えます。

 

次に「CINEBENCH R23」です。

シングルコアはなかなか健闘

マルチコアだと4C4Tなので、まぁ・・・

MP RatioではCore i7-1165G7を上回ってるw

ここまでベンチマークを取って、このミニPCのCPUがAlder Lake NというEコアだけで構成されたものであることを思い出しました。

実際スコアとしては低いですが、消費電力やCPUの価格を考えるとなかなか健闘しているのでは、と思います。

 

まぁ・・・一応ね

一応「3DMARK」、まぁ・・・そうですよねw

 

おまけのおまけ

グラフィックを最低限にしても無理でしたw

まぁこのあたりはですね、わかりきってた事ですけど。

 

●価格を考えれば十分あり

Alder Lake Nシリーズを搭載したミニPCですが、今回はサーバー目的で購入したものの、思った以上の出来で面白いと感じました。

ミニPCも幅が広く、Ryzenを搭載したある程度ゲームにも使えるものやCoreシリーズを採用したハイエンドモデルもあります。

とはいえいずれも外部GPUを搭載するには難しいサイズですし、価格も高め。

ミニPCとしての活用を考えると、このAlder Lake Nを搭載した安価なPCというのが一番向いてる気がします。

 

ACEMAGIC S1 N97/N100