●前面LCDが他のミニPCとの最大の違い
前回の開封から時間が経ってしまいました。
仕事が人事異動等もあってクソ忙しくて、帰宅後すぐダウンしちゃってました…。
久しぶりに日曜日普通に休めたので、実際に使ったレビューに入りたいと思います。
さて、このACEMAGIC S1シリーズの最大の特徴は、本体前面のLCDです。
小さいにもかかわらず解像度も結構細かくて、本体モニター用だけに使用するのはもったいないですが、専用アプリでしか活用出来ないのが惜しい。
「CYXTFTTool」がLCDの表示をコントロールするツール。
「LedControl」がLCD下にあるLEDのコントロール用ツール。
この2つ、特に上の「CYXTFTTool」がこのミニPCの特徴たる部分になります。
まず「CYXTFTTool」ですが、縦置き、横置きに両対応しています。
これが縦置き時(デフォルト)の状態です。4つのパターンからえらべるようになっています。
次に横置きですが
デザインはそのまま、横置き配置用にアレンジされてます。
まぁ画像を横に倒しただけですが、イメージは掴めるかとw
この「CYXTFTTool」ですが、背景等カスタマイズも可能。
プリセットで用意されている画像だけでなく、好きな画像を背景にすることも可能。表示するシステム情報も選択できます。
ただこのLCDは、あくまでこのソフトによってしかコントロールできません。動画やアニメGIF等は使えないのが残念。
とはいえ特徴だけあって面白いと思います。
逆にこのLCDが不要なら、他のミニPCの方が安かったり拡張性があったりしますので、どこに魅力を感じるか、というところでしょうか。
次に「LedControl」ですが
まぁ光り方をコントロールできる、と。
そんだけですかねw
●一応ベンチマークを取ってみました
さて、このミニPCですが、元々はパルワールドのサーバーを立てるために購入したのですが、実際使ってみると、案外このスペックでも普段使いには足りるんじゃ?と感じましたので、ベンチマークを取ってみました。
まずこのPCの用途として向いているであろうブラウジングやワープロ、表計算などのベンチマークである「PCMARK10」です。
レンダリング部分でスコアを落としてますが、それ以外の部分は十分。
動画を流しながらワードやエクセルの作業をしても問題なく使えます。
次に「CINEBENCH R23」です。
ここまでベンチマークを取って、このミニPCのCPUがAlder Lake NというEコアだけで構成されたものであることを思い出しました。
実際スコアとしては低いですが、消費電力やCPUの価格を考えるとなかなか健闘しているのでは、と思います。
一応「3DMARK」、まぁ・・・そうですよねw
グラフィックを最低限にしても無理でしたw
まぁこのあたりはですね、わかりきってた事ですけど。
●価格を考えれば十分あり
Alder Lake Nシリーズを搭載したミニPCですが、今回はサーバー目的で購入したものの、思った以上の出来で面白いと感じました。
ミニPCも幅が広く、Ryzenを搭載したある程度ゲームにも使えるものやCoreシリーズを採用したハイエンドモデルもあります。
とはいえいずれも外部GPUを搭載するには難しいサイズですし、価格も高め。
ミニPCとしての活用を考えると、このAlder Lake Nを搭載した安価なPCというのが一番向いてる気がします。