●長年の相棒です
PROTREKといえば、以前PROTREK SMARTの簡易充電ホルダーを作ろうという記事がありましたが、実は色々な時計を買うきっかけになったのが、このPRG-60Jです。
元々はケータイあるからいらなくね?派だったのですが、友人から「それやるわ」という感じで貰い受けました。
一応仕事用に3,000円程度のそれなりの時計は使っていましたが、大きさも質感も何もかも違うこの時計にやられました。
いや、時計とか全く買わなかったわけではなく、自分で使うためには買わなかっただけなんです。娘とかには入学祝いでBABY-Gとか買ったりしてました。
が、いざ自分で持ってみると、案外悪くない、いやいいぞ、という感じに。
いやー、単純なもんですね。
しかしこの時計も貰い受けてからかなり経過しています。
貰った直後、充電が全く出来ない、ということで一度CASIOに修理に出したことがあるのですが、その際はバッテリー不良とのことで新品のバッテリーに交換されて、修理無料で戻ってきました。
その後いくつか時計を購入したため、このPROTREKは時計ケースに入れた状態となっていたのですが、その間もソーラーのおかげでしっかりと時を刻んでくれました。
何より台風など災害が来る可能性があるときは、この時計を引っ張り出して使っていました。
が、さすがに電池がやばい。
充電しても充電メーターが上がらなくなってきました。
以前は鹿児島中央駅付近にCASIOのサポートセンターがあったのですが、なくなって久しい状況です。本体が古い、というのもありますし、ここは一発自分で交換してみようと思った次第で。
●電池値上がりしてるわ・・・
電池、以前調べてAmazonの欲しいものリストに入れていたのですが、昨今の円安の影響で値上がりしてます。確か前は1,500円程度だったような気がするのですが、今は1,700円程に。世知辛い・・・。
気を取り直してばらしていきます。
ベルトは作業の邪魔になるのであらかじめ外してあります。
ネジは4カ所、舐めないように外していきます。
隙間部分に汚れが・・・
ここはあとから綺麗にしておきますが、ゴミが内部に入り込まないよう、綿棒とかで拭く程度しか出来ないかな。
裏蓋に「H206.18BC」とペンで走り書きしてあります。
おそらくCASIOでバッテリー交換した日付じゃないかな、と思われます。
もう14年前なんですね・・・。
クリーニング前のばっちい写真ですみません。
赤丸のところにスプリングがあります。
このスプリング、特に固定されていないので、簡単に抜けてしまいます。
ひっくり返したりすると、どっか飛んで行っちゃうので注意が必要です。
本体、基盤押さえゴム、パッキン、裏蓋。
電池のところにステッカーが貼ってあります。
赤丸部分に電池押さえのバネの爪が引っかかっています。内側(電池側)の溝に細いピンセットを差し込んでやるとカンタンに外れて上の写真のようにバネが浮きます。
バネはこれ以上開かないようですので、この状態でスライドさせるように電池を外します。
電池を元のように入れてバネを戻したら、爪のすぐ下にある「AC」と書かれた穴の中の端子と、右下にある「(-)」と書かれた部分をピンセットや曲げたクリップなどで2秒間ショートさせてリセットをかけます。
ちなみに上の写真では適当なところに当ててますが、金属板は(-)と繋がってますので、わりと一連の金属部分ならどこでも良さそうです。
残念なことにパッキンは新品が見当たらなかったため買えませんでした。
ひび割れとかしてなかったので、シリコングリスを塗布して誤魔化すことにします。
●最後に組み立てて完成!
裏蓋のネジを締めるところはわりと写真撮ってる場合じゃねえ!なので割愛。
上に書いたスプリングやパッキンのずれ、組み上げてからアラーム鳴るか、などのチェックをしてると、とても撮影できる余裕がありませんでした。
実は貰った当初のベルト、まだ切れずに使っています。
固くなってしなやかさはなくなっていますが、まだまだ現役です。
普段は隠れて表に出ない部分などもクリーニングしました。
元の姿に戻りました。タフソーラーではありますが、電波は付いてないので、このあと自分で時間を合わせます。デジタルとアナログが秒以外同期していないため、別々に合わせる必要があります。片方をワールドタイムや現地時間に合わせる、などの使い方も出来ますが。
ひとまずこれでしばらくは大丈夫でしょう。
パッキンだけは気になりますので、新品が売ってるのを見かけたら買うことにします。