バッフルとキャタライザー付けました

●どういうこと?

うちに来たFazerですが、付属品として「AKRAPOVIC  EVOLUTION EXHAUST SYSTEM」が付いてました。

というか、販売時に付いてたんですが、お店から「車検に通らない状態では販売できないのでノーマルに付け替えます」とのお知らせがありまして。

なので納車時にはノーマルになってました。

で、アクラポヴィッチのフルエキが「付属品」で付いてきた次第です。

 

が、ノーマルマフラーが付いてはいたものの、なぜかEXUPのワイヤーが付いてない。

いや、まぁFZ1のEXUPってほとんど仕事してないので、なくてもあんま影響がないっちゃないんですが、あるのに付いてないのはなんとなくイヤ。

ならいっそ、アクラポヴィッチのフルエキに交換しちゃえ、ということで付け替えしたんですね。

 

ちなみにこの「AKRAPOVIC  EVOLUTION EXHAUST SYSTEM」ですが、あちらの方ではしっかりと「eマーク」を取得しています。

eマークについては下記サイトに掲載されています。

んじゃこのフルエキ、ノーマルと比較するとどうなんか、と申しますと、まぁカタログ貼り付けた方が早いので以下のとおり

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「stock」がノーマルの数値となってます

まず注目すべきは音圧です。

ノーマル95dbに対してアクラポヴィッチのフルエキも95db。

これ、音質が全く違うんですが、音圧に関しては変わらない、という事です。

試しに撮影してみたのですが、スマホのマイクではどうにもうまく撮影できませんでした。が、海外の方がようつべに投稿していた物がありました。

なぜかアクラポヴィッチの時はめっちゃ吹かしてるんで判りにくいんですが、ノーマルは重低音が響く感じ、アクラポヴィッチの方は中~低音が響く感じの音です。

 ただまぁ音圧は一緒くらいとはいえ、音質的に響きやすい音なので、人によってはやかましく感じるかなと思います。

 

●なのでバッフルつけました

このFazerですが、逆車なのでフレームの登録プレートのところに音圧値が打刻されています。ユーロでの車検のためだと思われますが、上のアクラポヴィッチのカタログにあるように、95dbとあります。

 

残念ながら手元に音圧計などはないため、スマホのアプリで測ってみました。

測定位置はマフラーエンドから約1mの場所、ここにスマホをマフラーエンドと同じ高さに置いて、MAX4500rpmまで回して測定しましたところ。

・ノーマルマフラー 最高値89db、アベレージ85db

・アクラポヴィッチ 最高値89db、アベレージ86db

と、ほとんど差がない状況です。

ユーロは確か以前から加速騒音測定だったと思いますので、日本の近接測定とは測定方法が異なったわけですが、95dbというのは最高出力である11,000rpm時の音だと思われます。

 

ちなみになぜノーマルとアクラポヴィッチで音圧にあまり差がないのか考えてみたのですが、わかりません!

ノーマルのエキパイ集合部とサイレンサーに向かう部分がめっちゃ太いんです。4-2-1の最後の1の部分はまるで弁当箱のように太く、中を覗くとキャタライザーが装着されています。そこからサイレンサーの部分へ管が絞ってあるのですが、そのリンク部の太さΦ80mm。なんかこの段階で排気の流速がかなり遅くなってそうな気がするのですが・・・。

一方アクラポヴィッチのフルエキは4-2-1は管が順に合わさって行くだけで、特に部分的に太くなっていくわけではなく、同じくリンク部ではΦ60mmしかありません。

構造的に見ると、どう考えてもノーマルの方がずっと静かな気がするのですが、実際のところ音圧的にはほぼ差がない状態。

このあたり専門ではないのでよくわかりませんw

 

そこでこいつに純正バッフルを取り付けてみました。国内では売ってるところがなかったので、海外の通販ショップであるMotardINNから購入しました。2週間ほどで手元に届きましたが、やはりちょっと不安でしたw

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MotardINNから遠路はるばる到着

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シンプル!Akrapovicのロゴすら入ってません

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中身はこれだけ・・・w

これはチタン製?ステンレス製?

よくわかりませんが、結構軽いのでチタンかもしれません。

これをマフラーエンドに取付け・・・取・・・入らへん!!!

純正なのに固った!!!

ゴムハンマーでコツコツと少しずつ叩きながらボルト位置を合わせました。

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排気口、相当小さくなりました

面積にしたら半分以下になりましたね。

バッフルなしだと外側の楕円部分が排気口なので、全然違います。

こいつを装着して同じように計測してみたところ

バッフルあり 最高値86db、アベレージ84db

となりました。

体感的にもかなり感じる音圧が小さくなりました。多分これ、ノーマルよりもずっと静かだと思います。

というかこのバッフル、二度と抜けないと思います。

そのくらい差し込むときに苦労しました・・・。

 

●キャタライザーは必須でしょう

ついでに、というよりこれは必須ですが、キャタライザーも取り付けました。

アクラポヴィッチ純正のキャタライザーは既に生産中止で入手できませんでしたので、OUTEXさんのキャタライザーを注文しました。

最初は300セルのものを注文したのですが、大排気量高回転型だと破損する恐れがあるとの連絡を頂きまして、それじゃ、ということで100セルのものにしました。

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エキパイ端部に差し込むだけ!

でもよくよく考えると、自分が乗っているときってほとんど5000rpmも回すことがありませんので、300セルで触媒効果を高めた方が良かったのでは?とも思ったり。

エンジンをかけてみましたところ、排気ガスの臭さはかなり低減されましたが、より目の細かい300セルに今後改めて交換していこうかな、と思う次第です。

 

●おまけに

ノーマルからアクラポヴィッチフルエキへの交換、次に注目すべきは、というか完全におまけなのですが、その差が激しいのが重量です。

ノーマル11.1kgに対し、アクラポヴィッチは4.1kg(上記表参照)。

まさに半分以下です。エキパイがステンレス製のRACINGでも5.4kgです。

実際、倉庫からアクラポヴィッチフルエキを運び出すとき、なんじゃこりゃ?と言ってしまうほどの軽量。

逆にノーマルを倉庫に持って行くときの、なんじゃこりゃあああ!という重さ。

構造だけでなく材質も違いますが、こんなにも違うものかと。

 

まぁ荷物(ライダー)の重量をもっと減らすべき、なんですけどね!