DELL ALIENWARE AW2721D に落ち着きました(レビュー)

●詰まるところそうなるという話で

f:id:nakamurasansan:20210422201101j:plain

なんか派手なデモ画面 DisplayHDR600を主張してます

「KEIAN KIG270QD-G」があのような結果となり、「勢いで買っちゃう」ということを封印せねばと思った次第です。とはいえ、モニタがないと困っちゃうので、改めてモニタを探す日々。

今度こそASUSにするか、などと思っていましたが、G-Syncについて調べていくと今はG-Sync Ultimateというものがある様子。

 

なんだこれ?

 

どうやらG-Syncのさらに上位となる規格のようで、HDRも取り込んでいます。NVIDIAのサイトの対応表から見てみると、うぉぉ・・・どれも高いなぁ・・・。

WQHDで絞ると、そらもう少ないのなんの、2台しかないw
4Kはまぁまぁ台数あるけど、サブモニタとするPG278Qと解像度の統一性が図れない。

何より現段階のPCスペックでは4kで144Hzも難しい。

 

というわけでこの2台

AOC AGON PRO 27(AG274QG)

Dell ALIENWARE AW2721D

これらが候補に。

 

ところがこのAG274QG、いくら調べてもピンとくる情報がない。これ、まだ発売されてないんじゃないだろうか・・・。

で、もう一方のAW2721D、こちらもあまりレビューとか出てこないものの、メーカーサイトを見るとしっかり発売されている。

 

が!!

 

お値段 128,800円

 

ですよねw

 

うーん、どうしたものか、とよくよく見てみると、割引で104,982円となっている。や、まぁそれでも高いじゃん・・・

ん?「さらにクーポン適用で25%OFF」だと?!

試しにカートにぶち込んでみると、86,609円?!しかも税・送料込み。そして、「4月5日まで」の文字が!

 

今日じゃん!!!!!

 

やばい、悩むぅ~!

安いWQHDモニタ2枚分じゃん。

でも物は確かだし、何よりNVIDIA® G-SYNC® ULTIMATE対応(よーわからんけど)。

液晶パネルのドット欠け保証も3年間付いてる。

現サブのPG278Qも高かったけど、高かっただけあって今までノントラブルだし。

う~~~~~ん・・・

気づけばポチっていましたw

(封印できてない)

 

●で、いつ届くん?

ところでDELLといえば、届くのが遅いと有名なメーカーです。ポチったはいいものの、一体いつ届くのか、そこがポイント。

あちらからの「注文を受け付けました」メールによると4月13日となっています。8日後、そんなものか、と思っていたところ、その次に届いた確定メールでは4月11日。

おぅ、2日縮まって日曜日じゃん。ちょうどいい!

そして翌日、佐川から「お荷物お届けメール」が。

 

「4月8日到着予定のお荷物について配送時間を・・・」

はやない?

f:id:nakamurasansan:20210422201645j:plain

KEIANの箱よりずっと小さいですが、分厚いw

なんとDELLなのに、5日注文の8日到着という快挙!!(失礼)

 

●どんなモニタなん?

仕様諸元はメーカーを見るのが一番ですが、簡単に。

・パネル Fast IPS LEDバックライト液晶モニタ ノングレア 27インチ

・解像度 QHD 2,560×1440

・リフレッシュレート 240Hz(DisplayPort)、144Hz(HDMI)

・輝度 450cd/㎡

コントラスト比 1000:1

応答時間 1ms

・同期技術 NVIDIA G-Sync Ultimate

・入力 DisplayPort×1、HDMI×2、USB3.2(Gen1)×1

・出力 USB3.2(Gen1)×4、イヤホンジャック、ライン出力ジャック

・重量 液晶のみ6.3kg、スタンド込み10.9kg

・視野角 水平・垂直共に178°

・消費電力 95W(最大)

・その他 DisplayHDR 600

 

ずばりゲーミング用モニタです。モニタ単体で消費電力95Wとか、昨今のモニタのエコ性能を考えるとぶっちぎりシカト感満載です。
DisplayPort及びHDMIのオーディオインプットに対応。スピーカーは搭載されていませんが、ライン出力とイヤホンジャックの両方を備えています。無理に筐体にスピーカーを設置するより、オーディオ出力を2系統用意してもらえる方がありがたい。


USB3.2(Gen1)の出力は4ポート、2ポートは背面カバーに覆われる部分にありますが、残り2ポートは本体下部、イヤホンジャック左右に配置されており、一時的に利用するゲーミング片手キーボードやメモリ等の接続に便利。背面カバー内の2ポートは・・・何に使うんだろ?スマホとかのケーブル?

f:id:nakamurasansan:20210422212928j:plain

モニタ下面からのコネクタの配置図

本モニタはリフレッシュレートが高いだけあって消費電力も高め、電源はACアダプタ方式ではなく、モニタ本体にダイレクトにACケーブルを接続します。それもあって最近の液晶モニタとしては本体のみでも6.3kgと重い。
ただ、スタンド本体も約4kgあり、結構重い。しかしながら安定感は十分、モニタの位置調整の際もスタンドがずるずると動くことはありません。

 

その重量もあってか、組み立て方法が面白い。まずスタンドを組み立てますが、その後このスタンドを箱に入れたままのモニタ本体にはめ込み、スタンドの足を支点にぐるっと起こして箱から全体を取り出す様になっています。フレームレスなので組み立てなどでは画面に手が触れがちですが、重いモニタ本体を握ることなく組み立て出来るのは優れもの。

f:id:nakamurasansan:20210422213113j:plain

箱は珍しい分割式 箱を寝かせて蓋を取るような感じで開封します

f:id:nakamurasansan:20210422213202j:plain

茶色の段ボール箱には付属品の、DP-DPミニケーブル、DPケーブル

USB3.0TypeA-3.0TypeBケーブル、電源ケーブル、案内カードの5点が

入っています。DPミニケーブルが付属するのは珍しいですね。

f:id:nakamurasansan:20210422213923j:plain

一番上の緩衝材を外すとスタンドと組み立て図が出現

f:id:nakamurasansan:20210422214039j:plain

本体重量があるだけにスタンドもガッチリしてます

f:id:nakamurasansan:20210422214120j:plain

組み立ては良くあるネジ留め方式

f:id:nakamurasansan:20210422214150j:plain

めちゃ逞しいスタンド 中央の六角形はケーブル通しの穴です

f:id:nakamurasansan:20210422214352j:plain

スタンドが入っていた緩衝材を外すと本体が カバーに組み立て方法が書いてあります

f:id:nakamurasansan:20210422214503j:plain

カバーが左右に別れるようになっており、そこに先ほど組み立てた

スタンドを装着して取り出します 結構重いので、スタンドの足を

支点にして上部から持ち上げるよう組み立て図に書いてありました


IPS液晶なので色はばっちり。KIG270QD-Gのようにけばけばしい色使いにもなっておらず、ナチュラルな表示です。若干黄色っぽい感はありますが、気になる場合は調整すれば良し。

ちなみにプリセットモードを「寒色」にすると、うちの「ASUS ROG SWIFT PG278Q」(TN液晶)と似たような色合いになりました。

f:id:nakamurasansan:20210422214921j:plain

DELL AW2721D    ASUS ROG SWIFT PG278Q→

いずれもデフォルト設定 ペイントのカンバスを開いて比較してみました


なお、DisplayHDR 600に対応していますが、10bitなのはリフレッシュレート144Hzまでのようで、それ以上となると8bitとなるようです。G-Sync Ultimateだけあって、PCに接続するだけで認識します。機種名もしっかり表示されてます。画面も明るく、残像感もほとんどありません。

当然チラチラなんて起こるはずもなく。

 

さすがにTN液晶と比較すると、G-Syncが適用されていないブラウザなどほんの少しゴーストが残る感はありますが、目を皿にしないと判らないレベル。

f:id:nakamurasansan:20210422220157j:plain

裏から見るとスタンドとモニタ上部にエイリアンが光ってます

ま、普段は見えないんですけどね・・・

●240Hzの実力はいかに?!

といくつかゲームを起動して確認しましたが、なんというかナチュラルに動きすぎて逆に違和感がありません。残像だのカクカクだの、そういうものはないものとして普通に表示しちゃう。

FPSなどでぐるっと周囲を見回したり、キョロキョロしても、ススッ・・と動きます。

いや、これが当たり前でしょと言わんばかりの滑らかさ。

とはいえ残像感とか含めるとTN液晶には敵わないのでは、とも思いましたが、PG278Qと比較してもこちらの方が滑らか。液晶技術の進化と144Hzと240Hzの差を目の当たりにしました。

 

また、余談ながらライン出力も備えているので、今まで接続機器ごとに切り替えていた音声出力も切り替え機が不要になりました。

 

これはいい買い物であったと思います。

 

今回のモニタ購入、安いものと高いもの両極端となりましたが、やっぱメーカーと価格帯は大事だな、と痛感した結果となりました。