○何買おうかなぁ~♪
PCですが、デュアルモニタ運用しています。
メインが「ASUS PG278Q」、サブが「LG W2600V」。
まぁ両方とも古い機種なんですが、このメインのPG278Qがちょっと癖があるというか不便というか。
画像入力が「DisplayPort」1個のみ、という漢仕様!!!
まぁ、G-Syncの為に買ったモニタですしね、しょーがない・・・。
とはいえさすがにPS4とか接続出来ないのは不便、ということでこれは買い換えするかなぁ、という状況に。
やっぱASUSかなぁ、新型はPS5にも対応してるらしいし(PS5買うかどうかは別にして)、入力も豊富だし、と思ってはいたものの、やっぱ高い。PG278Qに比べるとかなり安くはなってきているものの、やはり高い。
と、WQHD解像度27インチで色々見ていたところ、新製品情報!
「KEIAN KIG270QD-G」
量子ドットAASパネル採用のWQHD、同じシリーズの量子ドットAASパネルKIG270QD-HB(フルHD)が割とそこそこな評判。しかもこの液晶モニタ、39,800円からとめっちゃリーズナブル!!そしてG-Sync対応!!
ちょっと過去の商品などから恵安という会社には安かろうそこそこだろう、というイメージしかなかったので心配ではありましたが、『e-sportsMax』にも正式採用されているモニタ、ということもあってこいつを購入してみました。
○ものが決まれば早速購入!
ネットで購入しましたが(恵安から何かあったら大変なので店名は伏せます)、在庫あり、とのことで注文から2日後には到着。ちょっぱや!
が・・・箱がクソでけえのなんの!
なんなんこれ?横長モニタでも入ってんの?という大きさ。
開けて納得、中にはモニタ本体の入った箱と、モニタスタンドの入った箱が横に並べて入っていました。
箱の中身はモニタ本体、スタンド(2分割)、マニュアル、保証書、ACアダプタ(ちゃちいなぁ)、DPケーブル、HDMIケーブルが1本ずつ。HDMIケーブルはなんだか接着剤みたいなのが端子部分にはみ出てて使いたくない感がバリバリでてますのでポイ。
早速取り出して組み立て・・・ちゃちいな、このスタンドw
どうやっても分解できそうにないPG278Qのスタンドに比べると、あなたモニタアームなの?というくらい細くてなんだか頼りない。まぁ液晶本体が軽いので、これでも十分なんでしょうけど。
うん、全体的にやはりお値段相当な感じがあります。
ちゃちい足は意外と場所を取ります。細いぶん、思いっきり踏ん張って立ってる感じ。
さて、それでは早速PCと接続して使用してみます。
確かに明るいし、めっちゃ発色がいいのかどうかは判りませんが、今までのPG278QがTN液晶だったため、割とのっぺりとした画面に見慣れていた、と言うのもあるかもしれません。
結構ビビッドな感じです。
特に目立つのが「これ、こんなに赤だったの?」というくらいの赤表示。
Apexのアイコンなんて、真っ赤っかですw
標準状態ではリフレッシュレートは60Hzになってますので、PC側から設定してやると、最大となる165Hzまで上げることが出来ます。
で、ここでNVIDIAコントロールパネルからディスプレイを確認!
ん?「DP」とだけ表示されてますね。
ああ、DisplayPort接続のモニタということでしょうか。
PG278QやW2600Vはしっかりモデル名が表示されるので、最近はてっきりビルド名とかPCに送っているものと思ってたため面食らってしまいました。
で、ここでG-Syncを設定!
あー、これG-SyncネイティブじゃなくてG-Sync互換なのね・・・。
ま、この値段だから当然ちゃ当然か。
設定して「適用」ポチッ!
○・・・・・・・だがここから悲劇が始まる・・・・・・。
「うえ?なんかチラチラする・・・」
再びオン→チラチラ・・・。
なんじゃこりゃ?
最近やってる「ロストアーク」を起動してみる・・・惨いなこれ。
古くなって明暗を繰り返してる蛍光灯みたいになります。
G-Syncをオフにすると、直ります。
なんかよろしくないですね、これ。
他のゲームも試してみます。
Apex Legends→やはり明暗を繰り返します
CoD→酷いというほどではないものの、やはり明暗の繰り返し
ゲームではないですがWondershare Filmora編集→波打つ様に画面全体がチラチラと一番酷い症状
こらあかんわ・・・
G-Sync対応って書いてあるから買ったのに、まるでダメ。
いずれもG-Syncをオフにするとちらつきません。
ちなみに商品サイトに書いてあったのはこれ。
他メーカーだとネイティブに対応しているときは「G-Sync」、互換だと「G-Sync Compatible」って書いてあるので、どっちだか判りませんでした。
おそらくFreeSyncとG-Sync両方対応している、って書いてあるのはG-Sync互換なんでしょう。
○サポートとは
これはあかん、ということで、恵安のサポートにメールしました。
すると翌日には返信が来ました。
ご連絡いただいた件についてですが、
製品単体不具合等、その他ご利用機器・環境との何らかの問題等が考えられる状況です。
現物の方を拝見させて頂ければ幸いと存じます。
修理をご希望をされる場合は、
弊社HPのサポートコーナー内,
修理受付 http://www.keian.co.jp/support/personal-rma/ をご参照の上、
指定の修理依頼フォームの印刷・記入、ご購入証明(レシート及び購入履歴)のコピー等を
製品をお送り頂く際に同梱して頂き、弊社のサポートセンター宛へご送付をお願い致します。
RMA受付番号は弊社にて記載いたします。空欄にてお願いいたします。
ええ・・・新品なのにいきなり修理扱いなのかよ・・・。
というか、ASUS PG278Qは全く問題なく表示されるっちゅーねん。
PCには問題ないんだわ。
しかも
「着払い分は受け取り拒否をさせていただいております。」
「修理に関しては在庫状況などにもよりますが10営業日前後となる事を御了承頂ければと思います。」
繰り返すが新品ぞ??
これに対して
・新製品であり、発売後1週間の当然新品を購入したばかりであること
・修理もなにも、繋いだらこんな状況であること
・10日間もモニタがない状況は困る
と記載して返答しましたところ、
メールのご返信に関しまして定型文となっておりまして
今回の場合、修理ではございませんがご申告内容を記載
していただくためにフォームのご利用をお願い致します。
ああ、そういうことね、ならひとまずフォームで連絡すればいいのね、とフォーム(なんとエクセルファイルw)に記入して、保証書のスキャン画像と共にメールで送りました。
待てど暮らせど何も言ってきません。
これはおかしい・・・。
1週間ほど放置プレイを食らったので、どのように対応いただけるのかと改めてメールしましたところ
大変申し訳ございませんが、フォームに関しては製品に同梱をお願いしております。
また、メールでの受付完了等のご返信は致しておりません。
誠に恐縮ではございますが製品の発送を何卒宜しくお願い致します。
は?
やっぱ新品にも関わらず「送料負担で送れ」と。
で、質問に対する回答もなかったため、改めて問い合わせると
大変申し訳ございませんが、代品を先にお客様にお渡しすることは致しかねます。
発送に関しまして輸送事故等の心配が無いようにお客様ご自身で梱包して頂きま
すようにお願いを申し上げます。
(゚Д゚)・・・・・
つまり要約すると
・初期不良かもしれないが、確認するまではうちは非を認めない。
・だからこそ代品を送るなんて事は絶対しない。
・めっちゃでかい箱だけど頑張って壊れないようきっちり丁寧に梱包して送れ、当然送料はおまえ持ちな。
・10日間モニタがない?知らんがな、サポートする義務もないし。
・あ、送ったフォームはとりあえず見たけど、商品と一緒に同梱しろや。
・ま、フォームの個人情報はありがたく貰っておくわw
・それと初期不良でも送る送料は補償しないんで、そこんとこヨロシクな!!!
やはり恵安は恵安でした。
今回は最後までASUSやMSI、DELLなどのモニタと悩んだところだったのですが、「量子ドットAASパネル」という名前に惹かれてこちらを選んだのが大間違いでした。
しかもサポートからの返信メールは毎回言葉足らず、10を聞いても4くらいしかレスポンスが帰ってこない程度に日本語が通じない状況です。
運良く異常の無い恵安モニタを購入できた方はおめでとうございます。
運悪く私のようにハズレ品を掴んでしまった方、ご愁傷様です。
とも言ってられませんので、おかしいな、と思ったら恵安サポートはあてにせず、まず購入したショップに初期不良を訴えて交換してもらいましょう。
今回はあまりの酷さにショップに連絡したところ、ショップが神でして、早急に対応してくださることになりました。
ほんま神、まじで神。捨てるメーカーあれば拾うショップあり。
○反省も含めて
これからモニタを購入しようとしている方にポイントです。
・NVIDIAが「Adaptive-Sync」に対応したことによって「G-Sync互換」となりました。モニタのカタログに「FreeSync&G-Sync両対応」との表記があれば、ほぼG-Syncは互換です。ま、最近はG-Syncのチップ積んでる方が珍しいんですけどね。当然ハードウェア対応の方が優れてます。
両対応でもちゃんと動くものを期待するならNVIDIA認証モニタにしましょう。対応品はNVIDIAサイトで確認可能、またモニタメーカーのサイトの諸元に「G-Sync Compatible」と謳われています。
・この恵安のモニタに採用されている「量子ドットAASパネル」は大したことないと自信を持って言えます。最近のIPS液晶なら同じような描画は十分可能です。これと同価格帯のモデルは他にもたくさんありますので、私のように「量子」なんて言葉に惑わされないようにしましょうw
特に恵安のパネルは色づけがビビッド過ぎて、人によっては疲れるかも。オレンジが赤に表示されるくらいにはビビッド寄りです。
・やっぱ実売5万円以上の方がいいかな。
・メーカーの「格」は容易には変わりません。
・メディアの評価は提灯記事なので話半分で。
・海外メーカーの場合、日本法人があっても一流以外はやはり「覚悟」が必要。
まぁあれですね、一流が一流たる理由、二流三流が一流になれない理由をまた一つ垣間見た、そんな感じです。
なお、このモニタには後日談もあります。
その話はまた後日w