SOUNDPEATS TRUEAIR2をチェック

●久しぶりにワイヤレスイヤホンを買ってみた

 もう消えてしまったけど、過去の記事でBluetoothレシーバを色々と比較したことがある。その当時はBluetoothも4.1が最新だった頃だが、今や5.2が主流となりつつある。

その間、イヤホンもトレンドはインナーイヤー型からカナル型へと移り、一時期はもうインナーイヤー型はメインストリームから消えてしまうのではないかと思われていたが、最近は耳穴にユニット開口部を向けたインナーイヤー型が再び増えつつる。代表的なところでは「AirPods」。

 

 私は田舎住まいのため、あまり公共交通機関を利用することがなく(公共交通機関が無いとも言う)車やバイクが主な移動手段であるため、イヤホンを活用する機会があまりなく、主に音ゲーなどのために有線イヤホンを携帯しているくらい。

 が、ごくまれに電車等に乗る際、ワイヤレスもあると便利だけどな、と思っていたところ、たまたまAmazonでSOUNDPEATS TRUEAIR2のセールを見かけたため発作的にポチってしまった。なんせ完全ワイヤレスイヤホンで4,000円ちょっと。クーポン適用で3,000円ちょっとで購入できた。そりゃポチるってもんでしょう。

(気になっていたのはSOUNDPEATS Sonicなんだけど)

 

届いたので、早速開封の儀を執り行いたいと思う。

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パッケージA面、本体の写真が印刷されている

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パッケージB面、モデルさんが装着しているの図

 本体よりもモデルさんに目が行きがちではあるが、開封していく。

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中身は本体と簡単な案内リーフレット、取り忘れたが本体下にマニュアルが入っている

 パッケージは特に目立ったところはなく、スポンジで保護された本体と小箱にUSBケーブル(Type-C)、底にマニュアルが入っている。マニュアルは多国語タイプ。簡素なパッケージではあるが、保護は十分なされている。

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充電ケースと本体、USBケーブル、中身は以上だ

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ピンぼけ・・・イヤホンに通電しないよう、テープが貼ってある

 付属品はUSBケーブルのみ。今や充電器などいくらでも持っている人も多いと思うので、コスト削減のため充電器を付けないというのは理にかなっている。

ケースを開けると、過放電しないよう、イヤホン本体への充電端子にテープが貼ってある。細かいところであるが、こういった気遣いは重要だと思う。

 

 まずは充電しつつ外観をチェック。ラバーコーティング等余計な装飾はされておらず実にシンプルであるが、後々ベタついたりする事もあるし、この方が良い。

充電ポートはケース開き口を手前にして右側、USB Type-CコネクタとLEDがあるのみ。コネクタはちょっと手前側に寄っているが、イヤホンのユニット部分が上に来る関係上仕方がない。

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充電中は赤いLEDが点灯、充電完了で消灯

 手元に比較になるようなものがなかったので、転がっていたSDカードアダプタと比較してみる。見てのとおり、かなりコンパクトである。

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SDカードとの比較、かなりコンパクト

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影ができてしまった><

厚みもこの程度でかなりコンパクトであることがわかる(かな?)

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もちろん、技適PSEマークも取得している

このイヤホン、コンパクトなうえに実に軽い。ケース込みでも40gない。 「AirPods」は持った時にそれなりの質量を感じるが、これは拍子抜けしてしまうくらい軽いのだ。かといって安っぽい作りではなく、シンプルに纏めてある、というのが判る。

大きさ、重量相まってバッグやポケットにぽん、と入れておいても苦にならない。

 

●ペアリングしてみて品質・音質はどう?

 そうこうしているうちに充電が終わったので、早速スマホとペアリングしてみる。

充電ケースから本体を取り出すだけで自動的にペアリングが始まるので、あらかじめスマホの方でBluetoothの設定画面を開いておくとスムーズに進む。

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Bluetoothの設定画面、接続先が多いので適当に削除している

使っているスマホは「SONY Xperia 1Ⅱ」だが、Androidスマホなら大体同じような画面が開くかと思う。

この画面を開いて、イヤホンをケースから出し「+ 新しい機器とペア設定する」をタップするとイヤホンを探してくれる。

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LE-Headsetって何だろう?Bluetooth LEの事かな?

検索された「SOUNDPEATS TrueAir2」をタップすると、すぐに接続。プロファイルなども自動で設定される。

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もちろんハンズフリー通話も可能、AndroidなのでaptXが使えるのはありがたい、

というかせっかくAndroidなのでaptXに対応したイヤホンしか探していなかった

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操作の慣れも兼ねて音楽を聴いてみる

一度ペアリングしてしまえば、あとは本体をケースから出すだけで再度ペアリングしてくれる。

 

 このワイヤレスイヤホンは本体のロゴマーク部分がタッチスイッチとなっており、そこに触れることによって操作ができる。

ここでちょっと難点が。ケースから出すと自動的に電源が入るのだが、耳にねじ込んでいる際にタッチスイッチに触れてしまうのである。かなり感度が良く、自分では1回しかタッチしていないと思っていても2回になってしまったりする。ここはタッチ式よりも物理的なスイッチ式の方が良いかな、と感じた。

 操作については例えば右側を2回タッチで再生/停止、右側を1回タッチで音量アップ、左側を1回タッチで音量ダウンという風になっているが、たぶんすぐ忘れるので備忘録としてページ末尾に書いておくことにしよう。

 

 品質は価格を考えると十分、というよりコストパフォーマンスがかなり高い。サイズ、質量共に同クラスと張り合える、いや凌駕していながら、実用上十分。なんせ3,000円ちょっとなのである。恐ろしい・・・。

イヤホン本体のバッテリー稼働時間は連続で5時間、ケースで4回充電が可能なので、両方フル充電しておけば25時間は持つ計算となる。(カタログスペック)

ただしコストの兼ね合いでケースには充電LED以外の一切のインジケーターがないため、何回イヤホンに充電したかは覚えておかないといけない。

 

 音質はインナーイヤー型だけあってカナル型の様に低音が唸るとかいう事はない。迫力としてはカナル型には及ばないが、比較的ストレートでフラット。高音~中音域は十分な音が出ており、上位価格帯のイヤホンに勝るとも劣らない。ただし上記の様に低音域は好みによっては不足と感じるだろう。逆にそれがインナーイヤー型ということもあいまって、長時間使っても疲れなさそうではある。

 ただしインナーイヤー型の宿命というか、耳穴部分の大きさによっては痛みが出たり外れやすかったりするかもしれない。私もやや痛い感じがあるので、「AirPods」用のシリコンパッドを買ってきて試してみたいと考えている。

 

●イヤホン操作一覧

電源オン 自動:充電ケースからイヤホン本体を取り出す
手動:マルチボタンを約1.5秒間長押しする
電源オフ 自動:ケースに入れ置く
手動:マルチボタンを約10秒間長押しする
再生/一時停止 イヤホンのマルチボタンを2回タッチする
音量ダウン L側のマルチボタンを1回タッチする
音量アップ R側のマルチボタンを1回タッチする
曲戻し L側のマルチボタンを約1.5秒間長押しする
曲送り R側のマルチボタンを約1.5秒間長押しする
着信受話/通話終了 マルチボタンを2回タッチする
着信拒否 マルチボタンを約1.5秒間長押しする
通話切替え マルチボタンを約2 秒間長押しする
手動でペアリング マルチボタンを6秒程度長押しする
音声アシスタント マルチボタンを3回タッチする